国語できない人のBEASTARS感想 / 第2巻 第15話 / 仲間の証、温かく

はじめに

この記事は国語できない人は何を考え、感じてるのかを伝えることが目的です。

この感想文は原作を読んだ方を前提にしています。
ネタバレがありますのでご注意下さい。

第15話 - 仲間の証、温かく

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シマウマ

あらすじ 

劇本番、ビルはアドラー代役として演じるが会場の落胆の雰囲気に動揺する

そこへ怒りのレゴシ登場

レゴシは舞台に上がるなりビルを張り倒す

そのままレゴシはマウントを取りビルを殴り続ける

演劇部のメンバーはレゴシを止めようと思うも大型肉食獣を止めることはできないため何もできない

レゴシの放つ邪気に観客は引き込まれる

ビルは反撃に転じ、レゴシを抱きしめるふりをしてレゴシの背中を爪でえぐる

ビルはレゴシの反応からレゴシが過去にウサギの血をかいだことがあることを見抜く

読みながら感じたこと

  • 表紙のレゴシかっこいい
  • ヒーローとヒロイン、シマシマ共演じゃん
  • シイラのアドバイスは的確
  • もしかして新聞部は何もしない・・・?
  • 右手の武器捨てたのに左手で叩くんかい
  • レゴシまじ空気読めない、現実にいて欲しくない
  • パンチの軌道が刃牙
  • ちゃんと毎日爪切ろう

まとめ

本当にどうでもいいんですが、ビルがシマシマ推してますけど先にシマウマのエレンがヒロインとして出てますよね。
シマシマ共演になっちゃってますし「シマシマアドラーもありだなー」の前にシマシマのヒロインいますし13話のタイトル「陰と陽、シマシマ」の「シマシマ」ってエレンのことだったのかって今さら気づきました。
「レゴシとビル、エレン」ってことだったんですね。
エレンてそんな重要キャラでしたっけ?

話はもどり、そもそもレゴシは何がしたいのでしょうか?
ハルが好き→ウサギの血を飲むなんてダメ→ダメなことするビルに怒る→(色々ある)→劇を壊そう
劇を壊して何になるのでしょう?
演劇部は失態だし、ビルは被害者になるわけで、レゴシはビルのことを周りに告発したいわけでもなさそうです。
劇は失敗するのでビルが名誉を得ることはできなくなりますが次もチャンスはあるでしょう。
「どんな理由があっても草食動物の血を飲んではならない」ということをレゴシは主張したいわけで「血を飲んだことによる(劇の)成功」を阻止したい、
つまり劇を失敗させたい、「俺が全部壊してやる」になるんですかね。

理論は通りましたが私が演劇部員ならマジでやめて欲しいですし、観客なら劇が破壊されて行く様を見てられないです。

間違いなく今回は中二病製造を推進する話でした、若者は真似しないように。

作者が伝えたいことはレゴシの葛藤とかでこんなことじゃないんでしょうけど長くなったので終わりにします。

次回も楽しみです!

 

国語できない人のBEASTARS感想 / 第2巻 第14話 / 聖杯の匂い

はじめに

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ネタバレがありますのでご注意下さい。

第14話 - 聖杯の匂い

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聖杯

あらすじ 

開演直前の楽屋でビルとルイはレゴシについて話す

舞台袖でレゴシはビルの違和感に気づく

トイレにてビルはウサギの血を飲んだことをレゴシに告白する

逃げてる者にいわれる筋合いはないと言われたレゴシは逃げない覚悟をする

読みながら感じたこと

  • ビルの会話は本当に世渡り上手、見習いたい
  • 自分は大型草食獣の才能がある
  • トラとオオカミどっちがかけっこ早いのかな
  • 小瓶の底が丸くて立たなそう

まとめ

今回はさくっと読んでしまいますが重要な話だと思います。

レゴシの意識が変わる重要な話です。
「強さに責任を持つ」とはどういうことかわからなかった私ですが今回の話で少しわかりました。
例えばすごく頭のいい人がいてその人が皆に悪いからと勉強を全くしないのは反感を買うでしょう。
大衆が求めるのは与えられた才能を発揮して自分たちに還元してくれることです。
レゴシはその強さで弱者を守ることができる、それが強さに責任を持つということなんだと思います。

そのことにレゴシはまだ気づいていないようですが自分の持っているものに向き合うためのきっかけができたのではないでしょうか。

ただ、レゴシがビルに怒っているのは個人的な事情が大きいので公私混同は良くないと思います。

ビルを絶対許さないレゴシは漫画的にきっと舞台でやらかすんでしょうがどんなふうにやらかすか楽しみです!
現実でやったら黒歴史確定のなにか!
共感性羞恥の私は読みきれるのか不安です!

 

国語できない人のBEASTARS感想 / 第2巻 第13話 / 陰と陽、シマシマ

はじめに

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第13話 - 陰と陽、シマシマ

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トラ

あらすじ 

気絶したルイが目を覚ますとそこは保健室だった、幸い観客には見られていなかった

ルイは左足を疲労骨折していて公演2日目は絶望的

類の代役としてトラのビルがアドラーを演じることになり、ビルが演じていた敵役をレゴシが代役として出ることになった

ビルは肉食が、強い動物が強いまま生きれば良いという考えの持ち主だった

リハーサルの帰り道でレゴシはエルスと出会う

エルスは「あなたのやり方でビルをサポートして欲しい」とレゴシに頼み、レゴシは自分なりに頑張ろうと心に決めて明日に臨むのだった

 

読みながら感じたこと

  • 舞台から落ちて骨折したのに疲労骨折とは誤診
  • 前から折れてたなら明日も出れるよ、痛み止めを打つんだ
  • ビルに代役を頼むときのルイは正直かっこいい
  • 「君に決めた!!」ってピカチュウかよ
  • エルスは相変わらずアメリカ口調
  • レゴシみたいないい奴ってクラスに1人はいる気がする

まとめ

今回は深いテーマがありますね。

強いものが強いことと、弱いものが虐げられないことは表裏一体なのでしょうか。
そうでは無いとしても全員が脚光を浴びることは不可能で、過去に強いものが強くあった時代があったからこそ弱いものに席を譲る時代が来ているのでしょう。
まさに現代のジェンダー論を作者は表現しているわけで現実でも答えがないのでこの物語でも答えは出さないんだと思います。
また、弱いものが虐げられたく無いのか、強いものより強くなりたいのかでもこの話は変わってきそうですね。

ところで今回のタイトルが「光と影」ではなく「陰と陽」にしたのは何故でしょう。
恐らくレゴシが主人公なので「陰」を前にしたかったのと、性格の表現は「陰気」「陽気」だからなのでしょう。

次回は2日目の講演ですね!
新聞部はまだ動かない!もしかしてこのまま動かない?

楽しみです!

 

シマシマ

国語できない人のBEASTARS感想 / 第2巻 第12話 / まぶしき独裁

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第12話 - まぶしき独裁

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俺に尽くせ

あらすじ 

舞台当日、大講堂の劇場は満員

 舞台上での失敗はすなわち"死"

ルイは舞台裏で部員を激励する

レゴシはルイの湿布の匂いに気づく

ルイは凄まじい演技で舞台を最後まで演じ、観客を魅了する

舞台が終わりカーテンがしまった所でルイは倒れる

読みながら感じたこと

  • 私の部活の顧問が言ってた。「立てたら大したことない」
  • この世界は「匹」に単位を揃えてるんだな
  • 私の部活の顧問も試合前には「お前らは十分やってきた」などと言ってましたが嘘だったんだろうな
  • 「全力で生きる俺たちの姿」。私の前回の演劇部の存在意義の解釈は合ってた!
  • レゴシのヘッドホン絶対取れるわ
  • 肉食獣は爪の音がするから足に包帯巻いてる
  • お面の下顎がすぐ取れそう
  • 皆めっちゃ刮目してる
  • バラあるやん

まとめ

まずルイが部員を激励するシーンで「舞台で見せられるのは全力で生きる俺たちの姿だ」というセリフがありますが、つまり私が前回の話で予想した演劇部の存在意義はあってたわけですね!
これはガッツポーズです!!
同時にルイは演劇部にいなくていいんじゃ無いかと思います。
演劇部にいなくても生き様見せられますよね。

さてこの舞台でルイの生き様がどういうものか解釈します。
ヒントは下記の通りです
・周りを刮目させる
・手負いの死神
・体を震わせ息も絶え絶えのヒーロー
・ラストまで途絶えない
色々事情があるがビースターになるってことですね。
「迫真の演技」や「鬼気迫るプレイ」というのは現実でも見られることでやはり周りはそういう物に惹かれてしまいます。
そういう意味ではルイは人生で最高の演技をしたんだと思います。
その感覚を忘れなければルイはもう一つ上の次元の演技ができるようになるのでは無いでしょうか。
彼はいい経験をしたと思います。

無事に演技は終わりましたがルイは倒れてしまいました!
2日目までにルイは立ち上がるのでしょうか!?
ルイが倒れたのは新聞部の仕業なのでしょうか!?

次回が楽しみです!

 

 

国語できない人のBEASTARS感想 / 第2巻 第11話 / 歯茎にガラス

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第11話 - 歯茎にガラス

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部長

あらすじ 

新聞部は学園祭当日におけるルイのとくダネ写真を狙っていた

リーダー室では限界を迎えている足に草食動物の弱さを感じているルイがいた

そこにレゴシが照明の確認のために現れ、ルイに説明を始めるも強さを主張する肉食の爪に苛立つ

苛立ったルイはレゴシに自分の強さに責任を持たない理由を問い詰め、自分を噛めとレゴシの口に手を入れる

レゴシはルイの手を振りほどき「オオカミが強いことに意味はないが、ルイが強いことには意味がある」と言いリーダー室を去る

ルイは「君には言われたくなかったね」とつぶやく

 

読みながら感じたこと

  • 新聞部もなにか企みそうな予感
  • リアル草食も筋トレしても強くならないんだろうか
  • 「身体の主張強い」だけで爪の事だと察せられるレゴシは国語できる
  • もはや法律で牙を抜けばいいのに、肉食べないんだし
  • なぜ「君には言われたくない」のか

まとめ

新聞部もとくダネを取るために色々仕掛けて来そうな気がします!
彼らのやらかしでルイが舞台に倒れる姿が目に浮かびます!

ここからが本題で「主張が強い」って言われたらオーバーリアクションとか想像しますが爪のことだとよく気づきますよね、この世界ではよく使われる表現なんでしょうか。

レゴシの「ルイの強さには意味がある」は私でもわかります、弱いものが強くあるから周りの弱いものに勇気を与えるわけですね。
といいつつ最近の漫画は生まれながらの天才が活躍する話ばかりですが。(BEASTARSの主人公も肉食最強の部類ですし)

最後、「君には言われたくなかった」の解釈が難しいです。
言われたくなかったことは「ルイの正しい強さを見に来る」ということ。
なぜレゴシに言われたくなかったかというとレゴシはルイの強さを見る必要がないから。
なぜならレゴシは生まれながらの強者だから。
お?この解釈はあってる気がします!今日は冴えてます!

次回は劇本番でしょうか!楽しみです!

国語できない人のBEASTARS感想 / 第2巻 第10話 / プライバシーは舞台裏に

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第10話 - プライバシーは舞台裏に

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マングース

あらすじ 

演劇部は全校集会のような催しで表彰される

演劇部の練習場でカイから演劇部の部員は事情を抱えたわけありだけが入れることを知る

 

読みながら感じたこと

  • ポスター見るだけでなぜくせものと言われるのか
  • 大講堂の一番うしろには大型動物がいる。大きい人って後ろになるよね。
  • 演出だけ「?」がついてる!何のフラグ!?
  • レゴシとルイの秘密、これも大きな伏線

まとめ

演劇部の存在意義について語られた回でした。

ちゃんと読むとタイトルの「プライバシーは舞台裏に」は深みがありますね。
部員は皆なにかしらの事情を抱えていてそれはあまり周りに知られたくないプライバシーなのでしょう。
そういったプライバシーは舞台裏に置くことでプライバシーに隠れていた彼らの良いところを見てもらうということなのでしょう。
そうやって自信を付け、社会に出ていくんですね。

そう考えると途中で退部した部員達の行く末は描かれていませんが心配になるところです。

レゴシの伏線は肉を食べた前科持ちじゃないですかね、前にそんな描写ありましたし。
ルイはまだ全くわからないです。

 

国語できない人のBEASTARS感想 / 第2巻 第9話 / 風立ちぬ(ただし見えない所で)


はじめに

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第9話 - 風立ちぬ(ただし見えない所で)

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あらすじ 

服を脱ぎ、レゴシのベルトをおもむろにはずし始めるハルをレゴシは静止し毛布をかけて立ち去る

そんなレゴシをハルは気に入る

レゴシは部室の外で待っていたバクと合流し、ハルの噂を聞くが信じない

レゴシは恋愛経験がない

この世界には生態の日がある

初めてオスとして扱われたレゴシは嬉しくなりハルにまた会いたくなる

読みながら感じたこと

  • こうやってチャンスに便乗しない男がモテる風潮を作るから世の男は草食系になっていくんだと思う
  • ふくらはぎに風を感じるという表現は粋

まとめ

色々あった回ですが難しいところはなく、考察するところも少ないですね。

と言っても嬉しいという表現を「少し自分が見えかかったような」「明るみに出られたような」「前に歩けるような」としたところに共感できたわけではありません。
暗闇で明かりを見つけて自分がどこにいるか分かり前に進めるようになったら嬉しいです。
しかしオスと認識されたことでなぜ上記の気持ちになるのでしょうか。
きっと何者でもなかった自分に対し「オス」という輪郭の定義をしてくれたことで自身も自己認識という基準点ができたことで前と言う方向がわかるようになり進むことができるようになったということでしょう。

自分を前に進めてくれる人ならまた会いたくなりますよね。

まだ恋心ではないのでしょうかこれからのレゴシの気持ちの移り変わりに注目です!