国語できない人のBEASTARS感想 / 第1巻 第4話 / ウサギ史上でもかなり悪い日
はじめに
この感想文は原作を読んだ方を前提にしています。
ネタバレがありますのでご注意下さい。
第4話 - ウサギ史上でもかなり悪い日
あらすじ
レゴシに捕まったドワーフ種のメスウサギ、ハルの視点から描写がスタート。
絶体絶命にも関わらず、彼女の心情は「あいつらがここに居なくてよかった」と安堵していた。
その理由は4時間前の出来事にある。
食堂で夕食を食べようとするハルは皆に避けられ校舎裏で一人で食事をしていた。
ルームメイトであるリスのサリーが様子を見に来てくれるが、ハルのやらかしたことは噂で広まっている、大人しくした方がいいと忠告するだけだった。
また一人ぼっちになったハルは思う
「私だけかな・・・?」
「小動物ってたまに自分の鼓動で体がどうしようもなく揺れて・・・」
「身を任せているとそのまま倒れてしまいそうになる」
ハルは食事を終え、部屋に戻るために寮の螺旋階段を登っていると上からクルミの殻が落ちてきた。
彼氏を横取りされたハーレクイン種のウサギ「ミズチ」たちが復讐しにきたのだ。
ハルは彼女たちとの口論に応戦しつつも最後にはバケツの水を浴びせられた。
寮に戻りたくないハルはレゴシたちのいる体育館裏に時間を潰しに行ったのだ。
そこでレゴシに捕まったハルは色々思っているがレゴシも共鳴していた。
読みながら感じたこと
- なぜハルが体育館裏にいるのかの解説が長すぎて忘れてた
- 男にモテて女に嫌われる子って実際は見たこと無い
- 鼓動の描写はハルの心の不安さを書いてるんでしょうけど自分の鼓動が何を表現したかったのか分からない
- 「この世界で勝者になるのは本能むき出しのやつ」ものすごく分かる。言ったもん勝ち、やったもん勝ちですよ!
まとめ
基本的にハルの紹介をする話でした。
彼女はその可愛さ故に男ウケがよく女ウケが悪いタイプなんですが本人がそれを自覚していて、かつ自分の意志に反しているところがポイントです。
自分の人生を自分で決めるのではなく他人が決める、それをエサの人生として作者は描写しているんだと思います。
最も気になるのはレゴシの「共鳴」です。
あらすじ書いてて何に共鳴しているのかさっぱりです。
「逃げる意味、恐くて泣きたい」に共鳴しているんですが彼はそんなこと思って無いです。
とすると「私のことくれてあげる」「しょうもない人生」「敗者にすらなれない」「エサであり続ける人生」あたりが共鳴しそうなワードです。
レゴシに当てはまりそうなのは「しょうもない人生」「敗者にすらなれない」ですがそんなこと思ってましたっけ?
次の話で何に共鳴しているのか解説があるはず!期待!!